松本城(天守閣)

一番最初の記事ということで地元長野県が誇る国宝『松本城』について書いていこう。

このお城は小笠原氏の林城の支城(砦)として築城した「深志城」が最初で現在の天守閣は16世紀初頭に建てられたと考えられる。

現在松本城には天守閣、太鼓門(復元)、黒門(復元)の3つが現在残されている

松本城天守閣の特徴として「戦時」と「天下泰平」2つの時代を象徴する建物の融合である。右側2つの建物(大天守と小天守)は戦時に作られた狭間(弓矢や鉄砲を撃つための穴)や石落としが残されている。左側の赤い欄間のある建物は月見櫓と呼ばれる建物で文字通り月を愛でるためだけに特化した正に天下泰平を象徴する建物である。

松本城天守閣(左)と松本城月見櫓(右)

また、松本城天守閣には『捨て瓦』と呼ばれる瓦を保護する用の瓦が昭和期に行われた昭和の大修理の際につけられている。お城の屋根にはその土地に合わせた特徴があり見比べてみると大変面白いので是非見比べてみてほしい。

下から2層目の薄い板状のものが捨て瓦である。